11月13日(日曜日)、「林先生が驚く初耳学ぶ」に
焼き梅干しダイエットが登場しました。
まず、昔から「医者いらず」とも呼ばれてきた梅干しの効果を確認して
焼くと効果がなぜ高くなるのか紹介します。
梅干しにはたくさんの効果がありますので、
その中からいくつか取り上げて紹介します。
目次~タップすると読みたいところにジャンプします~
🌺 「医者いらず」梅干しの効果
和食の朝食には必ずと言っていいほど出される「梅干し」ですが、
この日本の伝統食には、どんな効果があるのでしょうか。
❖ 疲労回復、エネルギー補強
疲労の原因は乳酸です。
乳酸が筋肉に蓄積されたり、血液中に乳酸が溜まると、
- 肩や首の筋肉の凝り
- 身体のだるさ
- 細胞が老化し、高血圧などの生活習慣病の原因となる
梅干しには、クエン酸を含む有機酸と呼ばれている成分が多く含まれています。
梅干しが酸っぱいのは、このクエン酸のよるものです。
この有機酸は、
- 体内のエネルギー源をエネルギー(熱)に分解します
- 乳酸を炭酸ガスと水に分解して体外へ出しています
梅干しを食べることにより、体の中の疲労物質が排出られ、
エネルギーが補給され疲労回復を助けています。
❖ 血糖値を下げ、糖尿病・高脂血症予防に効果
糖尿病治療で用いられる投与剤に「α-グルコシダーゼ阻害剤」という薬があります。
このα-グルコシダーゼは、小腸で糖質を吸収する酵素です。
この糖質吸収作用を阻害すれば、糖質の消化吸収を遅らせ、
食後の血糖値上昇を抑えることができます。
梅干しの中には、血糖値の上昇、肥満に関係する
「α-グルコシダーゼ」の働きを阻害する成分が含まれていることがわかりました。
❖ 生活習慣病やガンを予防する抗酸化作用
活性酸素は、酸化力の強い酸素のことです。
人間の生活には、欠かせない酸素ではありますが、
強い毒性作用があり、生活習慣病や老化現象、癌の発症などに
関係していることがわかってきました。
酸素を利用してエネルギーを得ている生物には、
体内に活性酸素の防御システムが備わっているのですが、
この機能が弱るとバランスが崩れ「酸化ストレス」と呼ばれる状態になります。
お茶・タマネギ・リンゴ・梅干しなどに多く含まれている「梅リグナン」には、
酸化反応を抑制する作用があり、
細胞や組織が酸化するのを防ぐ抗酸化力が強いので
抗酸化活性作用の他、抗癌、抗菌などの作用があります。
弁当に梅干しが入れられているのも抗菌作用が期待されるです。
梅干しには、多くの効果があることがわかりましたが、
気になるダイエットに対する効果はどうでしょうか。
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